Hachigatsu no Koe o Hakobu Otoko
2025年にNHKで放送され、第34回(令和7年度)橋田賞、第63回ギャラクシー賞テレビ部門大賞をはじめ数々の賞をを受賞し、高い評価を受けた、戦後80年ドラマ『八月の声を運ぶ男』。テレビ放送版に未公開シーンを加えた映画版の劇場公開にあわせ、本作のサウンドトラック・アルバムのリリースが決定した。
長崎で被爆者の証言を記録し続けたジャーナリスト・伊藤明彦氏の実話をもとに描かれた本作で、清水は、登場人物が生きる時代の空気や、沈黙の中にある想い、言葉になる前の気配に耳を澄ませるように作曲・録音。
アルバムの核となる〈言葉ヲ集メル〉は、主人公・辻原を象徴する楽曲。一人ひとりの証言に耳を傾けながら、真実を求め続ける静かな意志を映しだし、「黒い木立」は、追悼と鎮魂の想いを映した楽曲で、深い悲しみと祈りを静かに湛えながら、作品の中でも印象的な場面を支えている。
音楽制作にあたり、清水は次のように語っている。
「主人公が被爆者の声をオープンリールテープレコーダに収めていたことに、幼少期に似た機材で音を紡いだ経験が重なり、不思議な縁を感じました。戦後10年に生まれた私にとって、この制作中に当時の”声”がふと心に響いてきました。」
作曲・演奏:清水靖晃
清水靖晃:テナーサクソフォン、キーボード、プログラミング
レコーディング:清水靖晃 (サブマリンスタジオ)
アディショナル・レコーディング、ミキシング:鈴木勇気(スタジオ・ホーム/オアシス)
コンピューター・オペレーター:斎藤茂彦
録音:2025年4月~6月
マスタリング:木村健太郎(キムケン・スタジオ)